正社員よりSNSが効く理由
パート・アルバイトは、応募を決める基準がはっきりしています。家や学校から近いか、職場の雰囲気がいいか、シフトの融通が利くか、一緒に働く人が合いそうか。給与の差は小さいので、ここで決まります。
この4つは、求人票では伝わりません。SNSで職場の実際を見せると、そのまま応募の理由になります。
主婦層と学生で、届く場所が違います
| 主婦・主夫層 | 学生 | |
|---|---|---|
| 見ている場所 | TikTok、Instagram | |
| 知りたいこと | 時間の融通、急な休みへの対応、人間関係、ブランクがあっても大丈夫か | 楽しそうか、まかない、同年代がいるか、テスト期間の休み |
| 効く投稿 | 同じ立場の人の話、1日の流れ、子どもの行事での休み方 | スタッフ同士のやりとり、まかない、閉店後の様子 |
| 応募の受け口 | LINE、DM(電話は避けられます) | DM、LINE |
両方を採りたい場合でも、1つの投稿に両方を入れないことです。主婦層向けの投稿と学生向けの投稿を、交互に出します。
分けるのは見せる内容であって、応募できる人ではありません。募集の文言や求人票は「主婦(夫)歓迎」「学生歓迎」のように、性別や年齢で応募者を限定しない書き方にします(男女雇用機会均等法、労働施策総合推進法)。
何を見せるか
同じ立場の人
主婦層には主婦のスタッフが、学生には学生のスタッフが出ている投稿が効きます。「自分と同じ人がいる」が一番の安心です。
シフトの実際
週何日から、1日何時間から、急な休みはどうしているか、テスト期間は休めるか。ここを具体的に出すと、問い合わせが変わります。
1日の流れ
出勤から退勤まで。「10時に来て、何をして、14時に帰る」が見えると、自分の生活に当てはめられます。
人間関係
店長やスタッフ同士のやりとり。叱られないか、聞きやすい雰囲気か。言葉で「アットホーム」と書くより、やりとりの場面1つのほうが伝わります。
まかない・休憩
飲食なら、まかないは最も見られる投稿の1つです。休憩室、休憩中の様子も同じです。
応募の受け口
パート・アルバイトの応募者は、電話を避けます。特に学生は、電話をかけること自体がハードルです。DMか公式LINEで、「このまま質問を送ってください」「シフトの相談だけでも」と書いておきます。応募前の質問に答えた時点で、半分は決まっています。
求人媒体との併用
SNSを始めたからといって、求人媒体をやめる必要はありません。媒体はいま探している人に、SNSはまだ探していない人に届きます。媒体の求人票に、SNSのアカウント名を書いておくと、求人票を見た人がSNSで職場を確認してから応募する流れができます。
店舗型の業種の進め方
飲食、小売、美容、介護施設、学童など、店舗や事業所が複数ある場合は、1つのアカウントで全店を発信するより、店ごとに出すほうが効きます。応募する人は「この店で働きたい」と思うからです。本部で1つ作るなら、店ごとの投稿を混ぜて、どの店の募集かを明記します。
飲食店の採用
飲食店は、集客アカウントの中に採用の投稿を混ぜる形でも成立します。詳しくは飲食店の採用SNSに書きました。