ホームページへ戻る 無料相談
Column

SNS運用代行でよくあるトラブルと防ぎ方

起きるトラブルは、型が決まっています。
だから、契約前に防げます。

公開 2026年10月18日更新 2026年11月4日執筆 日下部 宏樹(代表取締役)

トラブルは、契約の前に決まっています

運用代行で起きる揉めごとは、だいたい同じ型です。大阪で運用代行をしていると、他社から切り替える会社の話を聞くのですが、原因はほぼこの6つに収まります。個別の事例ではなく、型として書きます。

6つの型

型起きること契約前に防ぐ方法
1. アカウントの名義代行会社の名義やメールアドレスで作られ、解約時に返ってこない。ログイン情報を教えてもらえないアカウントは自社名義、自社のメールと電話番号で作る。代行会社には権限だけ渡す
2. 素材の帰属撮った動画や写真の著作権が代行会社にあり、解約後に使えない。ホームページに転用できない納品物の著作権は自社に帰属、または解約後も無期限で使える使用許諾を契約書に書く
3. 確認なしの投稿事実と違う内容、業種の規制に触れる表現、社内の事情を知らない投稿が出て、批判や指導を受ける投稿前の確認を工程に入れ、確認者と期限を決める。確認なしで出た投稿の責任の所在を書く
4. 連絡が取れなくなる担当者が辞めた、個人事業主が音信不通、返信が週単位で遅れる連絡手段と返信の目安を決める。担当者が変わるときの引き継ぎを契約に入れる
5. 成果の定義のずれ代行会社は再生数が伸びたと言い、自社は応募も来店もないと思っている何を成果にするかを最初に決め、月次報告に入れる。応募や来店の数は自社から共有する
6. 契約期間と解約12か月の縛り、途中解約で残額の一括請求、自動更新で抜けられない最低契約期間、解約予告、自動更新の3点を読む。初回は6か月以下にする

型ごとの補足

名義と素材は、解約のときに表に出ます

運用中は問題にならず、やめるときに初めて分かります。「アカウントは御社のものです」と口で言われても、作成時のメールアドレスが代行会社のものなら、実際の管理権は向こうにあります。契約時に、作成に使ったメールアドレスと電話番号を確認してください。

確認なしの投稿は、安さの裏側で起きます

確認の工程を省くと、代行会社の工数が減ります。安い見積もりで「確認は不要です、お任せください」と言われたら、省かれたのはこの工程です。

連絡が途絶えるのは、個人に多い型です

個人のフリーランスが悪いわけではありませんが、1人で回している以上、体調や他の案件で止まることがあります。頼むなら、止まったときにアカウントと素材が手元にある状態にしておきます。

成果の定義は、両方の責任です

代行会社からは応募も来店も見えません。自社が共有しない限り、再生数とフォロワー数で評価することになります。「今月の応募は3件、うちインスタ経由が2件」を毎月伝えるだけで、改善の向きが変わります。

契約書に入れる一文

6つの型は、契約書に1行ずつ入れれば防げます。アカウントの名義、納品物の著作権と使用範囲、投稿前の確認と責任、連絡手段と引き継ぎ、成果の定義と報告、契約期間と解約。項目の全体は業務委託契約書で確認する項目に書きました。

起きてしまったら

連絡が取れない、辞めた、会社が畳んだ。この場合は、権限を外す、ログインを確保する、素材を回収する、の順に動きます。手順は外注先が止まったときの引き継ぎ手順にまとめました。契約前なら、怪しい会社の見分け方で先に避けられます。

関連する記事

業務委託契約書で確認する項目/外注先が止まった・辞めたときの引き継ぎ手順/怪しいSNS運用代行の見分け方

日下部 宏樹代表取締役

株式会社Bee 代表取締役。採用・集客を目的としたSNS運用代行を、企画・台本から現地撮影・編集・投稿・分析まで一気通貫で手がける。大阪拠点、全国対応。

SNS運用のご相談はこちら

御社の状況に合わせて、やるべきことを整理してお伝えします。

無料相談はこちら