丸投げしたい、は正しい
手が回らないから外に頼む。その考え自体は正しいです。撮影込みで一気通貫の会社なら、作業はほぼ全部渡せます。弊社(大阪・株式会社Bee)も、企画から分析までを請け負っています。
ただ「全部」の中には、どの会社に頼んでも渡せないものが混ざっています。そこを先に分けておかないと、3か月後に「思っていたのと違う」になります。
丸投げできること
| 作業 | 中身 |
|---|---|
| 企画・ネタ出し | 何を、どの順で出すか |
| 台本 | 話す内容、テロップ、構成 |
| 撮影 | 現地に来て撮る(撮影込みの会社の場合) |
| 編集 | カット、テロップ、音、サムネイル |
| 投稿 | キャプション、ハッシュタグ、時間帯 |
| 一次対応 | コメントやDMへの定型の返信 |
| 分析・改善 | 数字を見て次の企画に反映 |
この範囲が全部入っているかは会社によります。「素材は御社でご用意ください」の会社は、撮影が抜けています(撮影込みと素材を送る型の違い)。
丸投げできないこと
目的を決める
応募がほしいのか、来店がほしいのか、どちらを優先するか。これは経営の判断なので、代行会社が代わりに決めると、きれいな投稿が並んで成果がない状態になります。
出演する
社長やスタッフの顔です。代行会社のスタッフが出ることはできますが、見ている人が知りたいのは「この会社の人」なので、応募も来店も弱くなります。顔出しが難しい場合の組み方は顔出しなしの採用アカウントに書きました。
公開の線を引く
出していい情報と、出してはいけない情報。取引先名、売上、社内の人間関係、お客様の情報。会社の外にいる代行会社には判断できません。
投稿前に確認する
事実の間違い、業種の規制(医療広告ガイドライン、景品表示法など)、社内の事情。完成した投稿を公開前に見る工程は省けません。10分で済みます。
成果を共有する
応募が来たか、来店があったか、問い合わせが増えたか。これは御社にしか見えません。共有がないと、代行会社は再生数しか見られず、改善の向きがずれます。
時間にすると月3時間ほどです
撮影の立ち会い2時間、投稿前の確認30分、月次の打ち合わせ30分。撮影込みの会社なら、このくらいです。素材を自社で撮る契約だと、ここに撮影の時間が丸ごと乗ります。月3時間も出せない、という場合は、撮影の立ち会いを社長ではなく現場の担当者に任せる形にすると、社長の時間は確認の30分だけで済みます。
丸投げが失敗する形
- 目的を伝えないまま始める。半年後に「で、何のためにやっていたんだっけ」になります
- 確認を省く。炎上や規制違反は、ここから起きます
- 成果を共有しない。代行会社は数字が良くなっていると思い込み、御社は成果がないと思っている状態が続きます
始める前に、1枚だけ
目的、出演できる人、出してはいけない情報、確認する人。この4つを1枚にまとめて渡せば、あとは任せられます。項目はヒアリングシートにあります。