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Column

インスタ運用代行は違法ではないのか

代行そのものは禁止されていません。
禁止されているのは、やり方のほうです。

公開 2026年10月18日更新 2026年11月4日執筆 日下部 宏樹(代表取締役)

法律と規約は分けて考えます

契約前に「これは違法ではないのか」「規約違反でアカウントが消えないか」と聞かれることがあります。もっともな心配です。答えは2段階に分かれます。

法律の面では、他社のSNS運用を請け負うことを禁じる法律はありません。制作会社がホームページを作るのと同じ業務委託です。注意が要るのは投稿の中身で、景品表示法、薬機法、医療広告ガイドライン、著作権法は、誰が投稿しても適用されます。

Instagramの規約で禁止されていること

Instagramの利用規約には利用者の約束に関する項があり、次のような行為が禁止されています(要旨。原文は規約で確認してください)。

コミュニティガイドラインでも、いいねやフォロワーを人為的に集める行為は禁じられています。自動いいね・自動フォローのツール、フォロワーの購入、別人名義のアカウント運用が、ここに当たります。

人が運用する代行は、ここに入りません

企画を立て、撮影し、編集し、投稿し、コメントに返す。これを人が行い、アカウントは依頼主の名義で、依頼主の許可のもとで動かす。この形は、店のスタッフが投稿するのと変わりません。規約が問題にしているのは「誰が投稿したか」ではなく「不正な手段を使ったか」です。

危ないのは、こういう形です

やり方何が問題か
自動ツールでフォロー・いいねを回す規約違反。アクション制限やアカウント停止の対象
フォロワーや再生数を買う規約違反。数字が消され、アカウントの評価が下がる
代行会社の名義でアカウントを作る解約時に返ってこない。売買・譲渡は規約で認められていない
パスワードを複数人で使い回す不審なログインと判定されてロックされる。乗っ取られたとき誰の端末からか分からない

パスワードの共有そのものを規約違反と言い切る条文はありませんが、他人のログイン情報を要求する行為は禁止されています。実務上も、ロックと乗っ取りの原因になります。

正規の形:Meta Business Suiteで権限を渡す

依頼主のビジネスポートフォリオに、代行会社をパートナーとして追加し、Instagramアカウントや広告アカウントへのアクセス権だけを付与します。渡せるのはアセットへの権限だけで、ポートフォリオの管理者にはなれません。解約したら権限を外せば終わりです。手順はアカウントの渡し方に書きました。

規約は変わります

Instagramの規約とガイドラインはたびたび改定されます。今日問題ない手法が、来年も同じとは限りません。契約書に「プラットフォームの規約に反する手法を用いない」と一文入れておくと、後から揉めません。

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日下部 宏樹代表取締役

株式会社Bee 代表取締役。採用・集客を目的としたSNS運用代行を、企画・台本から現地撮影・編集・投稿・分析まで一気通貫で手がける。大阪拠点、全国対応。

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